【国内89例目】佐賀県内の養豚農場における豚熱の患畜の確認について

 佐賀県唐津市の養豚農場において、豚熱の患畜が確認されました(8月31日農水省情報)。今回の事例は、平成30年の岐阜県での発生以降、九州では2例目となります。

89例目農場
【農場の概要】
所在地:佐賀県唐津市
飼養状況:約10,000頭

【経緯】
(1)佐賀県は、8月30日に農場からの通報を受け、立入検査を行ったところ、豚熱の疑いであることが確認されました。
(2)8月31日午後、農研機構動物衛生研究部門(注)で精密検査を行ったところ、豚熱の患畜であることが判明しました。

(注)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門:国内唯一の動物衛生に関する研究機関

豚飼養農家の皆さまにおかれましては次の4項目の対策の徹底をお願いします。
① 農場に出入りする畜産関係車両の、入退場時の消毒を徹底。
※と畜出荷の際は、と畜場内での車両の水洗・消毒の徹底。
② 外部導入した豚の隔離と健康観察。
③ 野生動物侵入防止対策を含めた飼養衛生管理基準の遵守。
④ 特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)が認められた場合の家畜保健衛生所への早期通報。

 なお、宮崎県では、9月1日より農場の管理者を対象としたワクチン接種のための登録飼養衛生管理者研修会を開催しています。
www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/20230809_csf_vacine.html
  
 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
 ※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
 登録手順
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html