4月は特別防疫月間です

 平成22年4月に本県で口蹄疫が発生してから、16年を迎えます。当時、本県では29万7,808頭もの牛や豚などの尊い命が奪われ、さらには県内の経済全体が甚大な被害を受けました。現在、国内での発生はありませんが、今年1月から2月に韓国で発生が確認されています。過去2回、本県で口蹄疫が発生した際は、その前に韓国での発生が確認されていることから、これまで以上の警戒が必要です。
 県では、毎年4月を「特別防疫月間」と位置づけ、「忘れない、そしてさらに前へ」を合言葉に、県内の家畜防疫を強化するための取組を実施していますので、これを機に農場での防疫体制の再確認を行っていきましょう。

 豚熱については、昨年4月に県内の野生イノシシで初めて確認されて以降、95例の陽性事例が報告されています。近隣の鹿児島県や熊本県でも感染が確認されており、本州からの導入豚によるウイルスの侵入リスクに加え、野生イノシシを介した養豚農場での発生リスクが極めて高い状況にあります。これまで、本州及び四国ではワクチン接種農場での発生が確認されていることから、農場の防護柵や防鳥ネットに破損がないか再度点検していただくなど、より一層、農場の防疫レベルを強化していきましょう。

 また、高病原性鳥インフルエンザについては、今シーズン、本日時点で15道県23事例の発生が確認されており、県内でも2事例の発生がありました。渡り鳥の北帰行が始まっていますが、依然として発生リスクが高い状況にあります。

 アフリカ豚熱についても、韓国での継続的な発生に加え、台湾の農場でも確認されるなど、地理的に近い本県へのウイルスの侵入リスクが極めて高いと考えられます。
 インバウンドの回復によりアジア圏との人・物の往来が活発化している今、海外からの伝染病侵入に対する意識を高く持ち、日頃から畜舎周辺の消毒をはじめとした日頃の発生防止策を、今一度徹底していきましょう。

 農家の皆様方におかれましては、飼養衛生管理基準を遵守し、不要な人の農場立入の制限、農場及び畜舎専用服・靴への交換、消毒の徹底(踏込消毒槽の適切な使用及び消毒薬の適宜交換など)、鶏舎の破損や防鳥ネットの破れなどの点検等、発生防止対策の取組の一層の強化をお願いします。
 また、口蹄疫の特定症状(泡状のよだれや水ぶくれなど)や豚熱・アフリカ豚熱の特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)を発見した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。

 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
[登録の手順]
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html

 農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
 農場消毒の方法等、役立つ情報を発信していますので下記リンクよりご活用ください。
hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/kachikuboekitaisakuka/index.html