【西諸広域消防本部】
4月20日の発生から終息まで、130日間に及んだ口蹄疫ウイルスとの闘いでは、29万7,808頭もの尊い家畜の命が犠牲となり、畜産業のみならず地域経済や県民生活が大きな影響を受けました。
終息後は、「口蹄疫からの再生・復興」を掲げ、二度と発生させない強い決意のもと、徹底的な防疫強化を図ってまいりました。このような中、本県では、「みやざき畜産共創プラン」に基づき、「水際防疫」、「地域防疫」、「農場防疫」、そして万一の発生に備えた「迅速な防疫措置」の家畜防疫の4本柱を強化し、「あらゆる危機事象に負けない畜産」、「賢く稼げる畜産」を畜産農家、関係機関、関連産業並びに県民の皆様と共に創造し、持続可能な魅力ある強くてしなやかな本県畜産業の発展を目指しています。
現在でも、中国やモンゴル、インドネシア等の近隣諸国では、口蹄疫の発生が継続的に確認されており、さらに、国内では豚熱の流行が見られ、アフリカ豚熱は、中国や韓国をはじめ東アジア全域で発生が継続しています。これまで以上に「防疫体制の強化」が求められています。
今後とも、「常在危機」の意識のもと、「忘れない、そして さらに前へ」を合い言葉に、「畜産王国みやざき」の更なる発展を目指しましょう。
【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
8月22日から26日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。
【火山活動の状況】
桜島では、噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上1800mまで上がりました。
火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は時々発生しました。
GNSS連続観測では、昨年(2021年)10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、3月頃から停滞しています。
広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も活発な噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 爆発
8月22日 2回 0回
23日 10回 0回
24日 1回 0回
25日 0回 0回
26日15時まで 0回 0回
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、29日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
詳細な情報は次をご覧下さい。
miyazaki-pref.site.ktaiwork.jp/
【宮崎県危機管理課】