宮崎県日向市の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(国内44例目)について

内  容
日向市の肉用鶏農場において高病原性鳥インフルエンザが疑われた事例については、PCR検査の結果、H5亜型の遺伝子を確認し、12月21日に国(農林水産省)の判定により高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と判定されました。

【発生農場】
所在地:宮崎県日向市
飼養状況:約5万羽(肉用鶏)

【疫学関連農場】
所在地:宮崎県日向市
飼養状況:約10万羽(肉用鶏)

【経緯】
(1)12月20日12時30分に当該農場において、死亡鶏が増加した旨、延岡家畜保健衛生所が通報を受け、農場立入検査を実施。
(2)同日14時05分に同家畜保健衛生所が当該農場において、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
(3)同日17時00分に宮崎家畜保健衛生所において、当該農場から持ち帰った検体について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
(4)本日10時00分に同家畜保健衛生所における確定検査(PCR検査)の結果、H5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付したところ、13時00分に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。

 農家の皆様方におかれましては、再度、出入りする人や車両の消毒、家きん者の点検補修、農場内(家きん舎周囲及び衛生管理区域外縁部)への消石灰等の散布及び草刈りなどの環境整備、殺そ剤及び殺虫剤の散布等によるねずみ及び昆虫等の駆除をお願いします。
 加えて、飼養衛生管理基準を遵守するとともに、鶏舎内へウイルスを持ち込ませないよう、防疫対策の一層の強化・継続をお願いします。
 また、死亡羽数が増加する等特定症状を発見した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。

12月に入り寒い日が続いております。ネズミ等野生動物の鶏舎内への侵入防止対策や飼養する家きんの健康管理の徹底をお願いします。
 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
 今回の高病原性鳥インフルエンザについても、農場消毒の方法等、役立つ情報を発信していますので下記リンクよりご活用ください。
  hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/kachikuboekitaisakuka/toriinnfuruennza/1634.html
 【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
  ※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
   登録手順
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html