県内の死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザ遺伝子検査陽性事例について

高原町大字蒲牟田で回収された死亡野鳥(マガモ)1羽について、本日、遺伝子検査の結果、A型インフルエンザウイルス(H5亜型)「陽性」であることが確認されました。
 現在、鳥取大学(確定検査機関)において高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施しておりますが、検査結果判明まで1週間程度かかる見込みです。
 なお、現時点において、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたものではありませんのでご注意ください。また、確定検査の結果陰性となることもあります。

【概要】
(1) 死亡個体の回収地点
  高原町大字蒲牟田

(2) 経緯
・1月24日、マガモ25羽の死亡個体を回収。
・同日、都城家畜保健衛生所で簡易検査を実施したところ、簡易検査を実施した17検体のうち、1検体がA型インフルエンザウイルス陽性と判明。
・1月25日、宮崎家畜保健衛生所で遺伝子検査を実施したところ、A型インフルエンザウイルス遺伝子(H5亜型)を検出。

 本県の養鶏場で発生した9例の高病原性鳥インフルエンザについては、全ての制限が解除されたところではありますが、依然として発生のリスクが非常に高く、最大限の警戒が必要です。
 特に、ため池や河川には、カモ類等の野鳥が集まりやすく、その周辺は野鳥の糞便に含まれるウイルスにより汚染されている可能性が高いため、近づかないようにしてください。
 
 生産者の皆様方におかれましては、鶏舎や防鳥ネットの破損部位を必ず補修すると共に、農場の入退場時には手指の消毒や専用の衣服・靴への着替え・履き替え、さらに、畜舎毎の手指の消毒と長靴の交換を確実な実施等飼養衛生管理基準を遵守し、鶏舎内へウイルスを持ち込ませないよう、防疫対策の一層の強化・継続をお願いします。
 また、死亡羽数が増加した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。

 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

 【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
  ※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
   登録手順
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/kurashi/bosai/manual.html