火山情報

2021年02月05日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 2月1日から2月5日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、直近10日間に合計で45回発生しており、少ない状態です。火山性微動は観測されていません。
 
 新燃岳火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上60mまで上がりました。

 昨日(4日)に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は100トン(前回1月20日、検出限界未満)とやや少ない状態でした。
 
 傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。 
 GNSS連続観測では、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示す基線で、2019年7月頃から縮みが続いていましたが、2020年11月頃から停滞しています。
 
 火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火山活動がわずかに高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。
 
 2月1日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震
   2月 1日        5回
      2日        4回
      3日        1回
      4日        3回
      5日15時まで   2回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、8日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

詳細な情報は次をご覧下さい。
miyazaki-pref.site.ktaiwork.jp/


【宮崎県危機管理課】

火山情報

2021年02月05日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 2月1日から2月5日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が5回発生し、このうち4回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2000mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

 2月2日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1100トン(前回1月18日、1500トン)とやや多い状態でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動  爆発
   2月 1日       4回    0回  0回
      2日       9回    0回  2回
      3日       5回    0回  0回
      4日       4回    1回  1回
      5日15時まで  8回    7回  1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、8日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

詳細な情報は次をご覧下さい。
miyazaki-pref.site.ktaiwork.jp/


【宮崎県危機管理課】

◆不審者に注意!

◆令和3年2月4日(木)午後3時30分ころ、都城市上長飯町において、下校中の小学生女児が男から徒歩でつきまとわれる事案が発生しました。
【男の特徴】
・年齢 50歳代くらい
・身長 160㎝くらい
・体格 中肉
・服装 紺色ジャンパー
    黒っぽいズボン
    黒色のキャップ帽
    黒色サングラス
    白色マスク
◆不審者に遭った時の心構え
「いか・の・お・す・し」
「いか」~知らない人について「いか」ない
「の」~車に「の」らない
「お」~「お」おごえで助けを呼ぶ
「す」~「す」ぐ逃げる
「し」~「し」らせる
◆被害に遭いそうになった時は
〇大声で助けを求めたり、防犯ブザーを活用する
〇民家やコンビニ等の安全な場所に避難し、すぐに110番通報する
ようにしてください。

【都城警察署生活安全課】
 0986-24-0110


千葉県内の農場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(国内42例目)について

千葉県内の農場において、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました(2月4日農水省情報)。

【発生農場の概要】
農場所在地:千葉県 匝瑳市
飼養状況:採卵鶏(約16.9万羽)
疫学関連農場:採卵鶏(約7,500羽)

【経緯】
(1)2月3日、千葉県は死亡鶏が増加した旨の通報を受けて、当該農場への立入検査を実施。
(2)同日、当該鶏についてインフルエンザ簡易検査を実施し陽性。
(3)本日、当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。
(4)また、国内42例目農場と疫学的関連が確認された千葉県旭市の1農場についても、防疫指針に基づき、疑似患畜であることを確認。

 本県においては、1月31日に高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されており、また、野鳥からもウイルスが検出されるなど、発生のリスクが非常に高く、最大限の警戒が必要です。
 特に、ため池や河川には、カモ類等の野鳥が集まりやすく、その周辺は野鳥の糞便に含まれるウイルスにより汚染されている可能性が高いため、近づかないようにしてください。
 生産者の皆様方におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守に加え、鶏舎周囲及び農場境界部への石灰散布など鶏舎へのウイルス侵入防止対策の徹底をお願いします。
 また、死亡羽数が増加した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。

 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

 【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
  ※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
   登録手順
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/kurashi/bosai/manual.html