火山情報

2023年01月02日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 令和4年12月30日から令和5年1月2日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、本日(2日)14時23分に噴火が発生しました。噴煙は火口縁上1500mまで上がりました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
 12月30日        1回  0回
    31日        0回  0回
  1月 1日        1回  0回
     2日15時まで   4回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

詳細な情報は次をご覧下さい。
miyazaki-pref.site.ktaiwork.jp/


【宮崎県危機管理課】

(国内52例目)群馬県の家きん飼養農場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について

内  容
 群馬県の家きん飼養農場において、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました(1月1日農水省情報)。

【発生農場の概要】
52例目
所在地:群馬県前橋市
飼養状況:約1.5万羽(採卵鶏)

 今シーズンは本県での発生に加えて、隣県でも多くの発生がみられているため、県内での新たな発生リスクも非常に高い状況です。さらなる発生を防ぐため、引き続き高いレベルでの警戒が求められています。
 農家の皆様方におかれましては、改めて、出入りする人や車両の消毒、家きん舎の点検補修、農場内(家きん舎周囲及び衛生管理区域外縁部)への消石灰等の散布及び草刈りなどの環境整備、殺そ剤及び殺虫剤の散布等によるねずみ及び昆虫等の駆除をお願いします。
 加えて、飼養衛生管理基準を遵守するとともに、鶏舎毎の長靴の履き替え等により家きん舎内へウイルスを持ち込ませないよう、防疫対策の一層の強化・継続をお願いします。
 また、死亡羽数が増加する等特定症状を発見した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。

 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。

農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
 今回の高病原性鳥インフルエンザについても、農場消毒の方法等、役立つ情報を発信していますので下記リンクよりご活用ください。
  hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/kachikuboekitaisakuka/toriinnfuruennza/1634.html
 【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
  ※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
   登録手順
www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html