2019年11月20日16時20分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
新燃岳では、火山性地震が一時的に増加し、火山活動が高まった状態となっています。
【火山活動の状況】
17日19時から18日18時までに火口直下を震源とする火山性地震が増加しましたが、その後は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
噴気の状況や傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。
昨日(19日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は検出限界未満(前回4月26日、検出限界未満)でした。
11月16日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
11月16日 1回
17日 12回
18日 18回
19日 3回
20日15時まで 1回
新燃岳では、火山性地震が一時的に増加し、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
詳細な情報は次をご覧下さい。
miyazaki-pref.site.ktaiwork.jp/
【宮崎県危機管理課】